津波対策商品:船舶の自動離岸装置クイック・リリース・フック(QRH)

2011年3月11日に東北地方を襲った津波では多くの船舶や港湾にも被害が及び、船舶の流失や陸上に乗り上げた船舶による二時災害、そして、緊急出航のために係船ロープを外す作業員(綱とり作業者)が津波にさらわれるなど、大きな被害が発生しました。

これらの幾つかの被害は数分間で船舶が出航できたとしたら防げたかも知れません。

自動離岸装置クイック・リリース・フック(QRH)

係船柱に係留ロープを掛けて係船する方式では、津波襲来時に係留ロープを外すことが間に合いません。

クイック・リリース・フック(QRH)は、フックに引っ掛けられた船舶の係留ロープを一瞬にして外すことの出来るシステムです。

大型タンカー用の石油桟橋やLNG船用の桟橋では設置が義務付けられている装置ですが、海外においてはフェリーターミナルや一般船用岸壁においても広く採用されています。

津波対策用クイック・リリース・フック(QRH)の特長

トレルボルグのQRHは1.2mX1.2m程度のスペースに設置可能なコンパクト設計で、既設の係船柱に取り付ける設計も可能です。

また、係船ロープを外す(開放する)方式として、手動レバーで直接開放する装置(標準装備)のほか、中央管理室からの操作で係留ロープを開放する遠隔開放方式も可能なシステムです。
緊急時には係留ロープを緩める事無しに開放が出来ますので、係留ロープを外す作業は数分で完了します。

QRH 船舶の緊急離岸システム_01.pdf

QRHは緊急時の船舶離岸装置として有効であるだけでなく以下のような機能・特徴で港湾荷役の合理化に有効な装置です。

一般的利点
船舶の離接岸作業時間の短縮
綱とり作業者の減員(省力化)
係留荷重監視装置と併用で係留ロープ調整のシステム化
作業の安全性の向上
トレルボルグのQRHの特徴
高齢者にも優しい作業性・操作性(作業者の高年齢化対応)
設置占有面積の小さいコンパクト設計
油圧ユニット不要の電動式開放システム(100V電源)


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