空気式防舷材
空気式防舷材(チェーンネットタイプ、リブタイプ、スリングタイプ 潜水艦用防舷材)
空気式防舷材は空気の透過を防ぐ内面層、タイヤコードで補強された中間層、磨耗特性に優れた外面層の3層構造の複合体です。
端部に空気注入用のフランジが設けられており、直径2500mm以上のサイズにおいて安全弁が標準装備されております。
ISO 17357-1:2014ではチェーンネットタイプ(TypeⅠ)とスリングタイプ(TypeⅡ)の2種を定義しており、トレルボルグではISO 17357-1:2014に適合した製品を製造しています。他、潜水艦用防舷材やリブタイプ防舷材のユニークな製品も取扱っており、色は黒色、白色、灰色、赤色での製造が可能です。
- 特徴
- ISO 17357-1:2014 適合品
- 簡単で迅速な設置が可能
- 低反力・低面反力
- 如何なる干満差にも適応可能
- 船体と岸壁の間に大きな距離を保てる
- 海面下における防舷材
- 用途
- オイル・ガスタンカー
- 高速船・アルミ船
- 短期・長期の設置使用
- 緊急用防舷材
- 潜水艦
- 浮沈式オイルリグ
低圧空気式防舷材(LP型)
低圧空気式防舷材は英国海軍(2000年以降約3,500基納入)を始め、米国や中東諸国の海軍、石油関連企業で広く使用されています。
一般的な空気式防舷材とは異なり内部の空気を抜いてロール巻きで保管が可能なことから船舶に常備して非常用または洋上でのShipToShip接舷に用いるのに最適な防舷材です。
また本品はISO17357-:2014(E)に完全対応しております。
- 特徴
- ロール巻き保管が可能。船舶常備用途に最適。専用ストレージ と併せ御提供可能
- 従来の空気式防舷材と比べ極めて軽量
- 修理作業が容易(従来の空気式防舷材では実質不可能なケース が多い)
- 初期内圧が低く(7kPa)、あらゆる防舷材の中で最も反力が低い 為、ソフトな接岸 / 接舷を実現。船体強度の弱い船舶にも有効
- 最大サイズ 4.5mΦ * 30mL
- 用途
- 船舶常備用
- 洋上接舷